Design Research
本当に重要なものを見極める
Design Research
Research(Ethnography)
Sense Making
Synthesis(統合)
・Story
・Key-point
・Pattern
・Context
Design Method
"Sense Making"
「本当に重要なものを見極める力」
世の中を数字やモデルだけで捉えるのをやめて真実の姿として捉える。
人文科学に根ざした実践的な技法
Sense Making
Scientific Literacy
意思決定の科学
観察・論証・判断
Emotional Literacy
心の知能指数
Emotional Intelligence Quotient
Behavioral Economics
行動経済学
観測・行動心理・統計
Sense Making :
・What is Creativity ?
自分の内と外について観察して、そのことについて考える時間を多く持つこと。
これまでに自身の内部に備えたことを思い出し、つなぎ合わせて、想像力を働かせること。
自分を観察することをしない人間は、批判に向き合うことができない弱い人間になる。
・What is Sense Making ?
私たちの身の回りでいま何が起こっているのかを感じ取ること。
単に外部の情報を受動的にそのまま処理するというのではなく、
私たちが積極的に環境や自分自身に関わっていく能動的なプロセスを通じて、
いったい何が起こっているのかという感覚を能動的に形成していく
認知形成のプロセスそれが「Sense Making」と呼ばれるスキルである。
・How to Sense Making ?
自分が思ったこと感じたことを議論し、他者からの確認を得ることで、
自分が今、何を見て感じているのかを確認する(認知)。
私たちは常に何を見て何を感じ取っているのかを特定するために議論しているとも言える。
常に個人の思考や意見は論議を呼ぶものである。議論することは、Sense Makingの道具でもある。
また、議論においては人々がお互いに影響を及ぼしあう。
・Cognitive bias〜認知のバイアス〜
自身の中にある認識が期待を形成し、それが何を見てどう感じるかを規定してしまう。
期待は、見て感じたことをもとに、自動修正する機能も持っている。一種の自己暗示的な予想が、
見て感じ取る対象を規定するので、それによってさらに自己暗示的な認識が強まる。
期待に基づく予想が、何を見て何を感じるかに影響を与え、
それをもとにした議論がなされることによって、期待や予測の正確性が確認されることにより、
さらに認知の妥当性を深めるという形で、期待はSense Makingを主導する。
・Mentalmodel
自分自身が、何らかの信念や期待に基づいて行動を行ない、
その結果何が起こるかを見たり感じたりすることになる。
行動して、振り返る過程で、今何が起こっているのかを感じ取るわけである。
信念とそれに沿った行動によって、物事の動きが信念や期待と一致するようであれば、
より信念や期待の妥当性を強めることになる。
そして今何が起こっているのかについての自分の感触の自信を高めることにもつながる。
・Mindshift
私たちは、みずからの行為によって、環境自身を作りあげていきながら、
その流れを感じ取るということもしている。環境は行為主体によって発明されるものでもある。
これは、環境の知覚を選択的にスクリーニングするだけでなく、
環境自体に積極的に働きかけることにより、環境を変えてしまうことも指す。
そういった行為をする一方で、今何が起こっているのかを同時に感じ取っている。
a: 組織社会学としてのセンスメイキング
Sense Making:理解と経験によって相互に形成される適応行動である。
集団が「知っている」ことを状況に応じて適宣見直しながら周知徹底することで、
「チーム全員」が不測の事態にも対応できるようにする。
Enactment(イナクトメント)
私たち人間はそれぞれの経験に縛られている。つまり日頃慣れ親しんだやり方に固執しているのだ。
ところが、一旦、危機が発生すると、そのやり方は通じなくなる。
従来の経験則によって現在の状況が説明できなくなった場合は、様々な事象に対するみずからの解釈や
対応を見直さなければならない。行動とその後の洞察を通じて、不確かな事実を一歩ずつ解き明かしていく。
Mindshift
不安=見えないこと・安定が壊れた状況
現実を歪める
反応と行動=元の状態に戻そうとする(秩序)
自分の知っている方法で対応する
不安の要因を排除、否定する(外部の人や情報)
「たえず変化する現実への対応〜チーム全員から共通の理解を得る〜」
みんなが「知っている」ことを状況に応じて適宜見直しながら周知徹底することで、
チーム全員が不測の事態にも対応できるようにする。(チームとしての規律を作る)
・チームに物理的、精神的安心感を与える
・可視化(データ等)し、隠し立てなく計画を策定して適宜見直し、
リスクや取り組むべき課題について共通を理解を得て、不安と向き合い、
克服する機会をつくる。
・全体像を把握させ、優先順位をつける。
・不安材料を少しずつ意味のある情報に置き換える
「Sense Makingとして」
新たに迫りつつある現実と、
自分たちのリスク評価を
整合させるにはどうしたら
良いかを考えさせる。
b: 文化人類学としてのセンスメイキング
Abduction:仮説形成的推論
人間が人間の行動を観察する場合、完全に「中立的な視点」は存在しない。
観察者は自分に「バイアス」が存在することを認めて、
それがどんなものか「評価」しなくてはならない。
霧の晴れる瞬間
「分析的知性」と「美的感性」の両方を働かせて、自ら生み出した(構成)
大局的な洞察に到達する。この状況をもたらすのが仮説形成的推論
推論の方法
・どのようにして現象を観察するか
・事物を観察する方法に偏見や差異をもたらすのはどんな要因か
・ゼロからスタートするのではなく、あらかじめ決まった考えからスタートして、
探索によって自分が辿り着く先を見届ける方法は正しいのか
・仮説から始めてそれを検証するというやり方が許容されるのはどんな場合か
・先入観をまったくもたないほうが良いのはどんな時か
Pratice
問題を現象としてとらえなおす方法
Business上の問題
顧客が我々の銀行から
他行へ乗り替えるのを
防ぐ方法
どうすれば自社の
珈琲にPremium価格を
上乗せ出来るか
中国の玩具市場に
新規参入する当社が
採るべき戦略とは
現 象
現 象
顧客が当行を利用する際に
どのような体験をするのか。
そして、なぜ他行へ移るのか
優れた珈琲体験とは
どのようなものか。
中国で遊びの果たす
役割とは何か。